土地の評価に使用される「路線価」とは
相続した土地の価値を知りたいと思いますよね。
そこで、土地の評価に関してご説明します。
実は、土地の相続評価額は「路線価」というものを基に算出されるんです。
路線価とは、土地の価格を示すための指標なんですよ。
路線価を調べる方法を理解し、路線価図の読み方をマスターすることで、相続した土地のおおよその価値を把握することができます。
土地の評価基準としての「財産評価基準」
国税庁は、相続税や贈与税を計算するための「財産評価基準」というものを毎年公表しています。
この基準は、相続や贈与によって手に入れた財産を評価するために使用されます。
つまり、相続した土地の価格もこの財産評価基準に基づいて評価されるわけです。
土地の評価方法の一つ、「路線価方式」
土地の評価方法には、「路線価方式」と「倍率方式」という2つの方法があります。
ここでは、「路線価方式」について説明します。
路線価方式は、土地を評価する際に「路線価」というものを使用する方法です。
路線価方式の適用条件
具体的には、土地が路線価地域に所在する場合に使用されます。
つまり、市街地や住宅地などの土地が対象となるわけです。
このような場合、路線価方式を使用して評価されます。
路線価の計算方法
路線価は、道路に面した標準的な土地の1㎡あたりの価格を示しており、千円単位で表記されています。
路線価方式では、評価額を計算するために「路線価(千円/㎡)×地積(土地の面積:㎡)」という式を使います。
路線価の特徴
また、路線価は道路ごとに定められていて、評価の基準額が設定されています。
つまり、土地が面している道路によって評価額が異なることになります。
以上が、「路線価方式」という土地の評価方法の説明です。
参考ページ:相続 土地 評価 額 路線価を調べる方法と路線価図の見方を解説