看護師転職で失敗を重ねた私の転職歴
私は看護師としてキャリアを積む中で、何度も転職に失敗し、悩みを抱え続けてきました。特に20代後半から30代前半にかけては、「この職場こそ理想だ」と思って飛び込んでも、実際には人間関係がギスギスしていたり、給料が思ったほど上がらなかったりすることが多かったのです。私が初めての転職を決めたのは、夜勤の多さや精神的ストレスから解放されたいという思いが強かったからでした。しかし、転職先では別の問題が待っていて、結局数か月で辞める結果に。そんな経験を何度も繰り返し、「転職は失敗ばかり」と感じるようになっていました。
失敗の原因を振り返り、見直すことから始めた
転職を繰り返すうちに、私は「なぜ失敗するのか」を真剣に考えるようになりました。最初のうちは「自分には運がない」とか「看護業界はどこも同じ」と思い込んでいたのですが、よくよく考えると原因は自分の転職活動の進め方にありました。
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具体的には、次のような問題がありました。
- 職場の情報収集を十分にしないまま応募してしまう
- 条件だけに目を奪われて、働きやすさや人間関係を軽視する
- 面接時に本音を話さず、職場の実情を見極められない
このままでは、また同じ失敗を繰り返すだけだと痛感し、転職活動そのもののやり方を根本的に見直しました。
情報収集を徹底し、自分に合う職場を見極めた
私がまず力を入れたのは、情報収集です。求人サイトや口コミサイトを隅々まで読み込み、そこで働く看護師の声をしっかりチェックしました。さらに、転職エージェントに登録し、担当者に「自分の希望や過去の失敗」を正直に話すようにしました。
この「正直に話す」という姿勢が非常に大きな転機になりました。担当者からは、「もっと自分に合った職場を見つけるためには、理想だけでなく、苦手なことや嫌なこともはっきり伝えるべきだ」とアドバイスを受けたのです。実際、嫌だったことや自分が苦労した点を話すことで、エージェントからも「では、こういう職場は避けたほうがいいですね」と具体的な提案をもらえるようになりました。
面接では遠慮せずに質問し、本音を見極めた
次に意識したのは、面接での質問です。以前は面接官に遠慮して「はい」と答えてばかりでしたが、それでは自分が職場に合うかどうか確かめることができません。
そこで、以下のような質問を積極的にするようにしました。
- 看護師の平均勤続年数はどれくらいですか?
- 残業や夜勤はどの程度ありますか?
- 院内の人間関係や雰囲気はどんな感じですか?
こうした質問をすると、面接官の反応や回答の仕方から「本音」が垣間見えます。実際に、面接中に「この病院は合わないかもしれない」と感じたこともありました。そうやって無理に転職せず、自分に合った職場に絞ることができるようになったのです。
年収アップと職場環境の改善を同時に叶えた
こうした転職活動の見直しを徹底した結果、最終的に私は自分にぴったりの職場を見つけることができました。職場の雰囲気は明るく、スタッフ同士も協力的でストレスがほとんどありません。
さらに、年収も以前より約100万円アップし、夜勤手当や福利厚生も充実している職場です。夜勤の回数も自分の希望に合わせて調整してもらえるため、プライベートの時間も大切にできるようになりました。以前は転職が不安で仕方なかったのですが、今では「自分の選択は正しかった」と心から思えるようになりました。
まとめ:転職は失敗を重ねても学びがある
転職で何度も失敗を重ねると、自信をなくしてしまうこともあると思います。私自身も「もううまくいかないのでは」と諦めかけたことが何度もありました。しかし、振り返ってみると、その失敗の一つ一つが「自分に合う職場を見つけるヒント」になっていたのです。
大事なのは、失敗をそのままにせず「なぜ失敗したのか」「次はどう改善するか」を考え