今日は「SEOの業務委託」について、経営者としての本音を少し書かせていただきます。
正直に言うと、SEOの仕事は想像以上に地味で、繊細で、そして膨大な時間と手間がかかります。キーワード選定から始まり、競合調査、内部構造の見直し、コンテンツの企画・作成、被リンク戦略の立案、そして数値の分析と改善の繰り返し……。
一言で「SEO」と言っても、その中身はまるで総合格闘技のように多岐にわたります。技術、ライティング、マーケティング、心理学、データ分析、デザイン……すべての要素が絡み合って初めて成果につながる世界です。
外注=「安く済ませる手段」ではない
多くの企業では、SEO業務を外注する際に「コスト削減」を一番の目的としています。「社員でやるには工数がかかりすぎる」「社内にノウハウがないから、外に投げてしまおう」といった理由も聞こえてきます。
しかし私は、外注先を「安く済ませる手段」とは捉えていません。むしろ、外注パートナーを「もう一人の幹部候補」とすら思っています。なぜなら、私たちのビジネスにおいてSEOが占める重要度は、マーケティング全体の中でも非常に高く、それを担ってくれる人は、会社の心臓を支えてくれていると言っても過言ではないからです。
本気の外注パートナーには正社員並みの報酬を
だからこそ、私は声を大にして言いたい。
「本気で結果を出してくれる業務委託パートナーには、正社員並みの報酬をお支払いします」
むしろ、「正社員以上でも構わない」とすら思っています。
理由は単純です。実力のあるSEOパートナーは、間違いなく会社の売上と利益を伸ばしてくれるからです。その成果に見合った報酬を支払うのは当然のことであり、むしろそれを渋るようでは会社としての器が小さいとすら思います。
外注だから、とか、委託だから、という理由で「月5万円で100時間分の作業をしてほしい」というような依頼は、本当に失礼だと思います。そういう発注の仕方をしてしまうと、長期的な関係も築けませんし、何より「成果」が出ません。
私たちが求めているのは「共に事業を育ててくれるパートナー」
私たちが探しているのは、単なる作業代行ではなく、「共に事業を育ててくれる仲間」です。
例えば、アクセスが増えない原因をデータから読み解いて、「今後はこのキーワードに軸足を移すべきでは?」と提案してくれたり、あるいはLPの構成にまで踏み込んで改善アイデアをくれたり。さらに言えば、会社全体のマーケティング戦略や商品設計にまで関心を持ってくれる、そんなプロフェッショナルと一緒に仕事がしたいのです。
そしてそういう方と出会えたときには、私は報酬をケチるつもりは一切ありません。
SEOはすぐに成果が出る仕事ではありません。少なくとも、地道に積み上げていく中で半年後、1年後にようやく芽が出てくる仕事です。その努力と時間に正当な報酬を出せないなら、最初から頼むべきではないと思います。
成果主義だからこそ、フリーランスはもっと報われるべき
ここ数年で、フリーランスや業務委託でSEOを請け負う人も増えてきました。中には、ものすごい実力を持っていながら、単価の低い案件で疲弊している方も少なくありません。
ですが私は、成果主義のこの時代だからこそ、もっとフリーランスが評価されるべきだと思っています。成果が出る=売上が上がるという明確な指標がある世界です。だからこそ、「あなたがこの成果を出してくれたから、報酬を倍にします」という評価ができる。
そしてそれができる企業こそが、優秀な人材と長く付き合い、ビジネスを拡大していけるのだと信じています。
まとめ:お金ではなく「本気」で動く人と組みたい
もちろん、お金だけで動く人とは組みたくありません。
「これだけの報酬をもらえるから頑張る」のではなく、「この会社と本気で成長したいから頑張る」という姿勢を持った方とだけ、一緒に仕事がしたいと思っています。
私たちはSEOを単なるテクニックとは見ていません。事業そのものを伸ばすための「戦略の柱」として考えています。
だからこそ、SEOの仕事に本気で取り組んでいるフリーランスの方、業務委託の方と、正社員並みに、いやそれ以上の関係を築いていきたいと思っています。
あなたの力で、一緒に未来を切り拓いていきませんか?

投稿者 Grace